山の辺病院 Yamanobe Hospital
2022.11
2型糖尿病達平の高齢者における認知症のリスク因子
第59回日本糖尿病学会近畿地方会
要旨
【目的】
糖尿病は認知症のリスク因子である。糖尿病を合併した高齢者の認知症のリスク因子を検討した。
【方法】
2022 年 8 月から 2022 年 4 月まで当院で入院した 2 型糖尿病を合併している年齢が 65 歳以上の患者で、糖尿病罹患期間が分からない 30 名を除いた 72 名を対象とした。
この中で認知症合併した 45 名と認知症を合併していない 27 名とを比較してリスク因子を検討した。
【結果】
比較して単変量解析で有意差があった因子で、多変量解析すると有意差があったのは BMI(オッズ比:0.82(0.65-0.97))、血中アルブミン濃度(0.1(0.01-0.49))、糖尿病罹患期間(1.07(1.01-1.15))、スタチンの内服(0.05(0-0.4))、脳卒中を合併しているか(38.94(5.1-645.6))であった。
【結論】
糖尿病合併の高齢者であっても修正可能なリスク因子の管理により認知症の発生を防げる可能性が示唆された。
