医療法人社団岡田会

メニュー

Yamanobe Hospital
2024.06

介護施設入居者かどうかなど大腿骨頸部骨折術後のリハビリテーション医療に影響を与える因子の検討

第61回日本リハビリテーション医学学術集会

加登優大

要旨


【目的】

 大腿骨頸部骨折術後のリハビリテーション医療の効果に対しての研究において、介護施設入居者が除かれることが多い。今回住んでいる場所等の大腿骨頸部骨折術後のリハビリテーション医療の効果に与える影響を考察した。


【方法】

 2020 年 8 月から 2023 年 10 月までに大腿骨頸部骨折術後リハビリ医療のために入院して退院した患者を対象とした。頸部骨折術後リハビリテーション医療の① FIM 効率②頸部骨折前の可動性への回復に影響を与える因子を検討した。ただし①入院中の死亡例②入院期間 4 週間未満③大腿骨頸部骨折の保存的治療の症例は除外した。

 

【結果】

 対象症例は 95 名。自宅からの入院が 79 名(83.2%)、介護施設からの入院が 16 名(16.8%)、男性が 19 名(20.0%)であった。介護施設からの入院かどうかは大腿骨頸部骨折術後のリハビリテーション医療の効果に与える独立した因子ではなかった。大腿骨頸部骨折前の可動性が、大腿骨頸部骨折術後のリハビリテーション医療の効果に影響を与える独立した強い因子であった。手術までの日数、リハビリテーション医療の日数が FIM 効率に影響を与える独立した因子であった。認知症かどうかが頸部骨折前の可動性への回復に影響を与える独立した因子であった。


【考察】

 介護施設からの入院かどうかは大腿骨頸部骨折術後のリハビリテーション医療の効果に与える独立した因子ではなかった。そのため介護施設からの入院に対してもリハビリテーション医療の効果はあると考える。

前のページへ戻る

-

採用情報

採用情報