医療法人社団岡田会

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Yamanobe Hospital
2024.06

Functional Balance Scaleと、大腿骨頸部骨折術後の退院時の自立歩行との関連

第61回日本リハビリテーション医学学術集会

山本彩乃

要旨

 

【目的】

 Functional Balance Scale(FBS)と、大腿骨頸部骨折術後の退院時の自立歩行との関連に関して考察した。


【方法】

 2020 年 8 月から 2023 年 8 月までに大腿骨頸部骨折術後リハビリ医療のために当院に入院して退院した患者で FBS を測定している患者を対象とした。ただし①入院中の死亡例②大腿骨頸部骨折の保存的治療の症例は除外した。


【結果】

 対象症例は 22 名。男性が 5 名、女性が 17 名であった。平均年齢は 83.6±7.6 歳であった。入院時の平均FBS は 44.4±7.4 であった。退院時自立歩行は 18 名であった。FBS を測定した術後の平均経過日数は 58.8±27.8 日であった。退院時自立歩行の患者の術式は人工骨頭置換術/骨接合術(6 名/12 名)、退院時自立歩行でなかった患者の術式は人工骨頭置換術/骨接合(4 名/0 名)で統計学的有意差があった(P=0.015)。退院時自立歩行の患者の平均 FBS は45.8±5.9、退院時自立歩行でなかった患者の平均 FBS は 38±11 で統計学的有意差はなかった(P=0.25)。

 

【考察】

 統計学的有意差はなかったが入院時の FBS が高い方が自立歩行で退院する傾向にあった。今後症例数を増やしてさらなる検討を加える必要があると思われる。

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