医療法人社団岡田会

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Yamanobe Hospital
2026.06

Functional Independence Measure(運動項目)と栄養との関連

第63回 日本リハビリテーション医学会学術集会

加登 優大

【目的】以前当院では自宅退院に関して退院時のFunctional Independence Measure(FIM)(運動項目)が有用な因子であること及び自宅退院に向けての退院時のFIM(運動項目)のカットオフ値(58点(AUC=0.847、95%CI:1.05-1.07))を報告した。今回退院時のFIM(運動項目)と栄養に関して考察した。

 

【方法】栄養に関する項目は(a)入院時のリンパ球(b)入院時のアルブミン(c)入院時の総コレステロール(d)入院時のBody Mass Index(BMI)(e)退院時のBMI(f)Mini Nutritional Assessment(MNA)の6項目を検討した。2020年8月から2025年11月までに入院した患者でリハビリテーション診察を受けた65歳以上の患者を対象とした。ただし①入院中に死亡した患者②入院期間4週間未満あるいはまだ退院していない患者③入院前の居住地が自宅でない患者④入院時のリンパ球、アルブミン、総コレステロールの検査値、MNAのない患者は除外した。

 

【結果】対象症例は435症例。男性が105名(24.3%)で平均年齢は83.9±7.8歳であった。退院時のFIM(運動項目>57点の人は281名(64.6%)であった。退院時のFIM(運動項目)>57点に関して有意差があった栄養項目は入院時のアルブミン、総コレステロール、MNAであった。この3項目に関して多変量解析では入院時のアルブミン、MNAに有意差があり、カットオフ値は、入院時アルブミンの場合3.5(AUC=0.679、95%CI:1.6-4.2)MNAの場合7(AUC=0.716、95%CI:1.2-1.5)あった。

 

【考察】栄養項目でMNAは、自宅退院に向けてリハビリテーション診察の目安になりえると考えた。

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