医療法人社団岡田会

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Yamanobe Hospital
2021.10

緊急入院が必要であった高齢者の肺炎に対するエコーと胸写の診断能の比較

第48回関西地方会学術集会 日本超音波医学会

田原一樹

要旨

 

【目的】
 肺炎で緊急入院した高齢者における、エコー及び胸写による肺炎の診断能を比較した。

 

【方法】
 対象は経口を含めて全介助が必要な高齢の施設入所者である。痛い、息が苦しいなどの感情表現も困難でコミュニケーションが困難な重度の認知症で姿勢は仰臥位しかとれなかった。胸写もエコーも当院を受診してから3 時間以内に施行した。エコーは胸写の結果を知らせずに施行された。今回肺炎の最終診断は胸部 CT で確認した。

 

【結果】
 対象は 9 例(男 7 例、女 2 例)で年齢は 92.8±5.7 歳であった。受診時体温は 38.1±0.7℃、白血球数は10077[5500-16500]/μL、CRP 10.3[0.8-18.5]mg/dL,BNP 327[49-1605] pg/mL であった。エコーでの肺炎診断の陽性率は 22.2%、偽陰性率は 77.7%
胸写での肺炎の診断の陽性率は 33.3%、偽陰性率は 66.6%であった。

 

【結論】
 今回症例数が少なく、高齢者に対する肺炎の診断能はエコーも胸写もあまり変わらないように思われた。

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