山の辺病院 Yamanobe Hospital
2021.10
嚥下機能障害評価に関して、エコーによる舌の厚さの評価の有効性
日本超音波医学会 第48回関西地方会学術集会
要旨
【目的】
高齢者は嚥下障害により栄養不足となり、サルコペニアになると言われている。舌の厚さとサルコペニアが関連しているという報告もある。今回、嚥下障害と舌の厚さが関連するか評価した。
【方法】
嚥下障害のため胃瘻や点滴で管理されている患者 4 名と、嚥下障害のない患者 8 名の舌の厚さを超音波検査(US)で測定することによって、嚥下障害と舌の厚さの関連性を評価した。
【結果】
嚥下障害のある患者の平均年齢は 92 歳、平均 BMI は 14.1、平均の舌の厚さは 32.3mm であり、嚥下障害のない患者の平均年齢は 79.1 歳、平均 BMI は 20.5、平均の舌の厚さは 43.2mm であった。年齢、栄養状態、BMIと舌の厚さは Pearson の相関係数により評価され関連があった。また嚥下障害は、年齢、BMI、舌の厚さと単変量解析で相関が認められ、多変量解析では舌の厚さのみが関連因子として残った。
【結論】
嚥下機能障害に関連して、エコーによる舌の厚さの評価が有用な可能性が示唆された。
